片目だけ視力が下がる
視力の低下は両目で起こるとは限らず、片目だけ視力が下がったり、視界がぼやけたりすることがあります。
片目だけ視力が低下しても、もう片方の目が補うのでご自身では気づけないことも多いですが、次のような症状に心あたりがある場合、片方の目で視力の低下が起こっている可能性がありますので、一度眼科へご相談ください。
こんな症状ございませんか?
- 片目を閉じてものを見ると、見えづらい
- 暗い場所だとものが見えづらい
- ものがかすんで見える
- ものが歪んで見える
- ものが二重・三重に見える
このような症状がありましたら、片目で視力低下が起こっている可能性がありますので、お早めに眼科で相談してください。
視力低下が片目だけの場合は
ストレスも!?
目の病気で片目の視力が低下する場合もありますが、ストレスが原因で視力低下を招くケースもあります。
この場合、ストレスが解消されることで視力も回復するので、一時的な視力の低下であれば過度にご心配いただく必要はないと言えます。
片目の視力の低下が病気によるものなのか、それ以外が原因なのか、はっきりさせるためにも眼科へご相談いただくことをおすすめします。
片目だけ視力が低下する原因は?
片目だけで視力の低下が起こる場合、次のような病気が隠れている可能性があります。
白内障
加齢などが原因で水晶体が白濁することで、視力の低下を招く病気です。
視力の低下のほか、ものがぼやけて見えたり、視界がかすんだり、光をまぶしく感じたりするようになります。
当院では日帰り白内障手術が受けられます。
急性緑内障発作
急性緑内障発作が起こり、時間が経過すると視力の低下や視野の狭窄を招く恐れがあります。
放置すると失明に至る恐れがありますので、早期に治療を受けるようにしましょう。
当院では日帰り緑内障手術が受けられます。
網膜剥離
網膜剥離が起こると視力が低下するだけでなく、飛蚊症のような症状、視野の欠けなどの症状も現れます。視力低下に加えてこのような症状がある場合には、すぐに眼科に相談するようにしましょう。
糖尿病網膜症
糖尿病の合併症として起こる疾患で、視力の低下や目のかすみなどの症状が現れます。
最悪の場合、失明に至るケースがあるので早期発見・早期治療が重要です。
黄斑変性症
黄斑部に新生血管が発生することで起こる疾患で、視力の低下、ものが歪んで見える、ものが見えづらくなるなどの症状が現れます。
50代以上の方に多くみられます。
ぶどう膜炎
ぶどう膜で炎症が起こった状態で、視力の低下だけでなく、目の充血、かすみ、光をまぶしく感じる、ものが歪んで見えるなど様々な症状が現れます。
片目だけぼやける
目がぼやけたり、かすんだりすることは、健康な目でも時折起こるものです。 特に、中高年の方で目を酷使すると、そうした症状がよく現れます。
ですが、症状が現れる頻度が多い場合には注意が必要です。 何らかの疾患が原因で片目だけにぼやけ・かすみが生じている可能性があります。
片目だけぼやける場合の原因は?
次のような目の病気がある場合、片目だけがぼやけることがあります。
ぶどう膜炎
ぶどう膜には眼球へ栄養を運ぶ役割があり、ここで炎症が起こるとものがぼやけて見えたり、視界がかすんだりします。
ドライアイ
ドライアイにより眼が乾燥するとものがかすんで見えたり、目が疲れやすくなったりします。また眼球の表面が乾燥していることで、傷を負って炎症が起こることもあるので注意が必要です。
眼精疲労
目の使い過ぎなどで過度な負荷がかかった状態が眼精疲労で、目のかすみ、充血、痛みなどの症状が現れ、肩こりや頭痛など全身にも悪影響をおよぼす場合があります。
片目だけ視力が下がっている・
片目だけぼやける場合は
早めにご相談ください
片目だけ視力が下がっている、またぼやけるという場合、その奥に目の病気が隠れている場合がありますので、一度眼科で適切な診査・診断を受けられることをおすすめします。
特に、視力の低下・ものがぼやけて見えるという症状に加えて、視野の中心が暗い、ものが歪んで見える、飛蚊症の症状が悪化したなどの症状がある場合、目で何か異常が起こっている可能性が高いので、そのままにせずにお早めに眼科へご連絡ください。