目が赤い(充血)、
片目だけの場合も…
痛みなどの症状はないのに、目が赤くなっている（充血している）、片方の白目が充血していたりすることがあります。
こうした場合、症状がなくても何らかの疾患が原因で充血が起こっている可能性があります。
主な原因として結膜炎やぶどう膜炎、結膜下出血などがあり、また緑内障の症状として目の充血が起こることもありますので、そのままにせずにお早めに眼科へご相談ください。
こんな症状ございませんか？
- 白目が赤くなっている
- 痛みやかゆみはないのに、目が充血している
- 片目だけ充血している
- 充血だけでなく、目やにも出る
- ものが見えにくい
このような症状がありましたら、お早めに当院へご相談ください。
適切な検査を実施して、症状の原因を確認いたします。
目が赤くなる(充血する)原因は？
目で充血が起こっている時、次のような病気・要因が考えられます。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎とは、アレルギー症状により結膜で炎症が起こった状態です。
目の充血にくわえて、目のかゆみ、目やにが出るなどの症状が現れます。
花粉やハウスダスト、ペットの毛、コンタクトレンズの汚れなどが原因で起こります。
結膜炎にはウイルス感染で起こるものもありますが（ウイルス性結膜炎）、アレルギー性結膜炎の特徴的な症状として目のかゆみがあり、ウイルス性結膜炎では目のかゆみは起こりません。なので、目の充血に加えてかゆみがある場合、アレルギー性結膜炎の可能性が高いと言えます。
アレルギー性結膜炎のうち、特に花粉症は増加傾向にあり、なかでもスギ花粉症は毎年多くの方が発症しています。
ぶどう膜炎
何らかの原因によりぶどう膜で炎症が起こった状態で、小さなお子様からご高齢の方まで、幅広い世代で起こります。
目の充血や視力の低下、目のかすみ、痛みなどの症状が現れ、結膜炎と比べて治癒に時間がかかり、再発リスクが高いとされています。
結膜下出血
結膜で出血が起こった状態で、目が充血して真っ赤になります。
疲労の蓄積や高血圧、目を強くぶつけたことなどが原因で起こり、片目だけで起こりやすいという特徴があります。
通常、1～2週間程度で治まります。
度の合っていない眼鏡・コンタクトレンズの装用
病気以外にも、度の合っていない眼鏡・コンタクトレンズの装用により、目が充血することがあります。
目の充血を繰り返す方に！
目のケア方法
目の充血を繰り返すような場合には、次のような方法でケアするようにしましょう。
小まめに目を休める
目の疲れは充血の原因となりますので、長時間のデスクワークなどで目を酷使した後は、目を休めるようにしましょう。
1時間に1回、10分程度、小まめに目を休めるのがおすすめです。
遠くの方を見たり、蒸しタオルで目を温めるのが効果的です。
テレビ・パソコンモニターに
近づきすぎない
テレビやパソコンモニターとの距離が近いと、目が疲れて充血が起こりやすくなります、
テレビ・パソコンモニターからは40cm以上離れて、目が上を向いていると乾燥しやすくなるので、目線よりも下に設置するようにしましょう。
乾燥を避ける
室内が乾燥していると目の充血を起こしやすくなるので、加湿器などを設置して湿度を保つようにしましょう。
またエアコンを使用する時は、風が顔に当たらないように調節するようにしましょう。
室内を明るくする
暗い環境で読書したり、細かな作業をしたりすると、目が疲れて乾燥しやすくなるので、照明を調整して室内を明るくしましょう。
目が赤い・充血が心配な方は
ご相談ください
目の充血が1～2週間以上続いている、何度も目が充血するという場合には、何らかの病気が隠れている可能性が高いので、お早めに眼科へご相談ください。
目の充血に加えて、痛みや見えにくさをともなう場合、急性緑内障発作などの病気の可能性もありますので、決して放置せずに当院へご連絡ください。
